2012年10月28日日曜日

読書)現実を視よ

さすが柳井さんという感じ
国に対する危機感を感じる。

 柳井氏がユニクロの経営で実感した世界と日本の現実から、政治、若者まで幅 広く書かれている、日本はGDPで中国に抜かれ、足元を見れば「シャープ」「パナソニック」「ソニー」など製造業は軒並み多額の赤字を計上している。政治に 目を向ければ、民主党の混迷政治のおかけで、政治は無関心の対象となってしまった。政治にも経済にも期待ではない、

柳井氏の考えの背景には「成長しなければ、即死する」。成長する事こそ、生きるという事。ユニクロが世界、特にアジアで急速な出 店攻勢を背景にも、現代のビジネスにおいて生き残るのはナンバーワン。多くてもナンバースリーまでしか生きられないという思いがあるそうです。ユニクロの 英語公用化は、一部で批判の対象にもなっていますが、世界で戦うため、その戦略の一環として考えれば、とても合理的と考えられます。しかし、柳井社長は日 本を捨てはわけではないようです。世界に出る事で見える、

ほとんどの日本人は、自分のことをまあまあの金持ちだと思っている。日本では平均的かもしれないけど、世界のなかではかなり上。アジアだけに限定すれば、 自分の生活レベルはトップクラスだろう…。(中略)これは、まったくの間違いである。アジアにおいても、中国や東南アジアのホワイトカラーは、将 来に不安を抱えてコーヒー一杯飲むにも財布の中身を気にする日本のビジネスパーソンより、経済的にも精神的にも、豊かな日常を送っている。
日 本人はいつの頃からか、競争する事、上にあがるという事を拒否してきた。時を戻せば、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」で描かれていた頃の世界は誰もが上を目指していた。

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