2018年9月2日日曜日

読書)ルールメーキング

論理が明確であり、かつ日本企業に足りないことが明確に述べられている
1)論理の明確さ
事例が多く、論理が明確である。日本企業に足りないこと、ルールメイキングが何であるかを具体的に記述している
日本メーカーは品質はいいが、事業で成功することに限界が生じているその理由を明確な論点をもって語っている
2)具体性
例えばウォルマートなどの具体的な事例が記述されている。デュポンなどの化学メーカー、の事例含め、組織機能、どのようなことをルールメーキングでやってきたか、具体的な地域、具体的に策定したルールについて記述があり、分りやすかった

この本を読んだ、日本企業があまりにも正直すぎることを知った。欧州メーカーは当たり前にルールメーキングしている。いまやルールメーキングなしには新しい市場を作ることはできない。例えば燃料電池車、EV、自動運転などはいまだ世の中にないため、それを支える仕組み、法律、制度などから作らなければならない。そのため、日本人がこうした発想にたつことは本当に喫緊の課題である。
日本は品質の良さでガラパゴスに追いやられることがある。そうではなくて市場を形成するためには自分からルールメークしなければだめだ

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