2013年9月1日日曜日

家電業界におきるジェネリック家電

製薬で有名なるジェネリックが家電にも表れている

日本の有名ブランドが作っている最新の技術ではなく、チップなどの部品や基盤などは大手メーカーと同じものを採用もしくは大手家電メーカーから購入しているが、出来栄えや性能はそん色がない

例えばテレビに関して言えば、録画機能がないなど機能が簡素化されているのである。

しかしながら、それによって、リモコンが簡素化しているなど操作が簡単になる。

現在のような高齢化社会では機能が簡単であることが差別化になるのである。

過去、機能を足すことで付加価値をあげてきた家電メーカーは足し算の発想が必要ではないか。

ジェネリック家電の台頭がそれを表している

国内は特殊な市場であり、国内市場で家電メーカーは品質に最も厳しい消費者にむけて、機能てんこ盛りのテレビなり、白物家電なりを出してきたのである。

大きな国内市場を持つ家電メーカーはじょじょにマーケティング機能を失った。つまり家電量販店が台頭したことによって、量販店への依存が大きくなったからである。

これによりマーケティング機能不在となり、各量販店に対する価格対応が中心となったといってもいい。 国内マーケットが大きかったことから、多くの家電メーカーは量販店対応におわれた。その結果、海外市場に出ていくことが遅れてしまった。

海外では国内のようにてんこ盛りの機能をもった家電ではなく、機能が簡素な家電がメインで売れているのである。
 こうした日本メーカーは韓国メーカーに負けていった。

そして足元の日本をみると、機能てんこ盛りの家電からジェネリック家電が売れるようになり、大手家電メーカーは足元日本でもシェアを失いつつある。

今一度家電メーカーはマーケティングをしなければならないだろう。

そもそも最新の機能はあまり求められていない。技術によるイノベーションは限界なのである。

今求められているのはライフスタイルを変えるような発想だ

どうして日本の白物家電メーカーにはDYSONのような掃除機、扇風機が作れなかったのあろうか。

アイロボットのようなルンバはどうして作れなかったのだろうか。

今家電売り場にいくと、DYSONやアイロボットのモノマネ商品ばかりだ

本当に消費者を見て、生活を変えるような家電を今一度日本メーカーから出てくることを願う

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