2012年11月12日月曜日

日記)ある社長と

本日、ある社長と会話をしていて、やっぱり大事だなと思ったことがある

日本人は最近大きく自信喪失気味である。

イノベーションを起こすには日本の均一化された発想ではだめ

とか、新興国を攻略するには日本のものづくりはTOO MUCHとかいっているうちにだんだん

自信喪失して、とがりのない、特徴のないものになっていないだろうか。。

元々、本田技研だって、SONYだってベンチャーだし、WALKMANやトランジスタラジオ、N360や

CVCCなどはイノベーションだ。

日本人は真似ばかりでイノベーションが起こせないなんてことはなくて、元々イノベーションを沢山

おこしてきた。

どこからか独創性を育てようとゆとり教育になり、TOO MUCHな品質に対する反省ばかりで、

ものづくりへの自信も喪失している。

日本のものづくりの善さは過剰品質ではなく、きめのこまかい配慮とか気配りにある。

技術のみならず技能にある。 精巧なるものづくり、微妙な局面のガラス コンマ数ミリの局面を細

かく削り上げる職人がいる。決して機械ではできない。

過剰品質と捉えるのではなく、きめの細かい配慮、気配りができる、そのことにもっと着目すべき

だと思う。

現地にもっとはいり、現地品質を見極め、現地のひとが困っていることをつぶさに観察し

もちまわりの気配りでものづくりやサービスをすればいいと思う。

過去から日本人が実現してきた偉大なるイノベーションにもっと着目すべきだ。

ものの本はどちらかと言えば悲観的すぎる。どうして日本人は過去偉大なるイノベーションが

おこせたか、今の時代背景は何がかわり、元来からもっている強さを生かすにはどうしたらいいか

そういったことをもっと議論しなければいけないし、そうした書物がもっと増えるべきだ。

 そのうえで、もともともっていた良さを再認識しなければいけない。

自動化、機械化が進み、もともともっていた匠の世界を失っていった。

自動化は考える能力を減退させる。

お金がないから研究開発できないのではなく、過去は試験装置がなければ手作りで装置をつくりけ

研究開発していたという。ものがなければあるもので手作りだっていい。

工場の現場では何かおかしい音がすれば、なぜだろう、何かおかしいのではないかと必死に

原因を探る。ちょっとした音の変化で工場の設備異変に気付き、原因を探り出す。

こうした気配りが自動化によって、じょじょに失われていった。こうした現場力の弱体が

もっとも恐れるべきことだ

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