2011年1月29日土曜日

クラウドの進化 本格的に中小企業に入りそうな気がします

仕事の関係でクラウドについては色々と研究しています。昨今MSとリコーがクラウドで提携しましたが、中小企業へのクラウドのニーズはかなりあると思います。しかしながら中小企業のITリテラシーは高くないので、事務機メーカーのように中小企業に対して面倒見がいい会社がクラウドを進めていけば、普及する可能性は高いのではないでしょうか? クラウドはSI事業者からすると彼らが得意としていた大企業基盤にいれるのであれば、大規模な基幹システム、クライアントサーバーが月額使用料金化されてしまうので、営業マンからしたら圧倒的にモチベーションがあがらない。
 大企業についてはユーザー企業からの圧力で入っていくと思う。JTBのようなケースは今後増えるような気がする。
 対して、中小企業はIT担当者がいないし、ITコストで大幅な投資をすることは難しい。社会的にみたらクラウドこそ中小企業向けシステムである。ただ、SI事業者はこうした中小企業に対する販売には熱心になれないし、それだけの営業マン、顧客口座も持っていない。事務機メーカーは日本で最も中小企業に対する口座を有し、彼らが本気でクラウドを販売し始めることのインパクトは大きいと感じた。
 複写機にはHTTPやJAVA対応したプラットフォームがあり、ネットレディな端末なので、リコーが行うように、新聞配信をクラウド経由で受け、自動配信を受けた後、出力することができる。朝日新聞からAPP2MEで開始されたが、海外も含めて様々な新聞の配信を受け、プリントするサービスを開始すれば複写機事業はコンテンツ事業者になるし、面白い可能性を秘めている。

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