海外の危険地帯でテロ対策や情報収集に携わってきた危機管理コンサルタントの視点から、日本のメディアが報道しない国際政治の冷徹な現実と、日本人が情報戦でカモにされている構造を暴いた一冊
本書の核となる主張としては、日本人は「知るべき情報が与えられない状況(心理的鎖国)に慣らされること」である。 実質は「アメリカの属国」であり、主権がない状態が続いている。日本語という閉じた宇宙(オールドメディアや記者クラブ制度)の中だけで情報を消費しているため、世界的な「情報戦」の格好の標的になっている。
こうした状況に対しては、 メディアが提示する「善悪の物語」や「人道・悲劇」といった感情的な演出を疑い、「誰が利益を得るか」というインテジェンス(情報分析)の視点を磨く必要がある。 まさしく情報の本質を見抜かないといけない
第一部としては、日本のメディアは重要な真実を深掘りしない。例えば、政治事件の裏側安倍元首相銃撃事件の不可解な点や、北方領土問題の背後にある米国の思惑など、一般のニュースとは異なる構造的な力学を提示するしている。
第2部は、日本人に隠された7つの世界の裏側
国際ニュースの表舞台と、その裏にある各国・大資本の利害関係を暴露している。
例えばウクライナ紛争の現実: メディアが報じる「正義の戦い」の裏側で、支援物資や武器が闇市場に流出している汚職問題などを指摘している
また、代理戦争と環境問題: アフリカで行われる大国間の資源を巡る代理戦争や、地球温暖化(気候変動)ビジネスへの疑問、投資家が関与するクーデターの構造などを解説。
第3部:日本人に忍び寄る5つの見えない危機
私たちの日常生活に直結する国際的なアジェンダの欺瞞を批判している。
演出された危機: SDGsの不都合な真実、食糧危機のカラクリ、途上国でワクチンが警戒される理由などを解説している。
移民問題として、 「人道」の美名のもとに進められる移民政策が、実は背後にある大資本のコントロールによるものであることを暴いている
そこで 騙されないための「インテリジェンス(情報分析)の技術」が大事なのだ
「誰が利益を得るか(Cui bono?)」を常に考えること、「悲劇」「英雄」「人道」「SDGs」といった、感情を揺さぶる言葉をまず警戒すること、ニュースが流れる「順番(タイミング)」や演出に注意する、データの出所(統計の罠)を検証する、日本のメディア(日本語環境)だけでなく、海外の一次情報や歴史的関係性を踏まえて多角的に見る ことが大事だ。
「情報の読み解き方」の教科書です。世界がいかに「構造的なパワー」で動いているかを知り、情報弱者から脱却するための視点を養えた。これから情報を取得するときはきをつけよう!

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