2019年1月7日月曜日

読書)CASE革命

中西さんの本、大変面白い本だった。CASEが持つ意味、ってこの産業にとって、非常に大きいことを実感した。それは、自動車業界のみならず、インフラ、情報システム業界、コンポーネントサプライヤー、自動車メーカーなど広く深く巻き込みながら、進んでいく。電動化により、多くの内燃機関のメーカーがなくなり、モーター、インバーターが、コアコンポーネントとなり、電池の主導権をめぐり、CATLをはじめとした多くのメーカがしのぎを削る。
自動運転については、レベル5まで現実的にいくかはさておき、レベル3、へは着実にすすむ。
それにともない、シェアリングエコノミーは進んでいく。
自動車はシェアリングされる車と、POVとに分かれ、高級セグメントをもっている自動車メーカーのみが、POVを含め自動車をつくり続けることができるだろう。
電動化は軽量化をうみ、素材も大きく変わる。自動車こそ、まさしく、いまが面白い業界であると改めて痛感する本であった。



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