デービットアドキンソンさんの本は観光立国論をみて、元アナリストだけあっての鋭い洞察力、分析力に感銘をうけ、次の作品を楽しみにしておりました。この本は期待をかなり上回っていて、日本が持つ潜在的成長力、日本がそれを生かせていないことを定量的な分析で示しています。
GDPは人口の多さに依存しており、本来みるべきは一人当たりGDP、さらにはそれを高めるためにいかに生産性をあげるかを記述しています。
生産性の向上には女性をいかにもっと活用するかが大事であり、移民を増やすことより、まずどう生産性をあげるかという論調はまさしく納得できます。
また、日本人がぬけきれない過去からの慣例、かえようとしないふるい道徳、常識、もばっさりと書いてくれています。とても気持ちいい本です。
その根底にはこの方は本当に日本を理解し提言してくれていると思いました。
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