2013年8月27日火曜日

日本の製造業が復権できるか

日本製造業は復権できるのだろうか
アナログ時代はすり合わせ技術で世界をリードしてきた日本製造業
しかしながらデジタル化するにともない、デバイスの強みはあるものの
標準部品化され、組み合わせることで製造技術そのものに差別化がなくなると日本企業は競争力を失う
半導体はDRAMで世界を席巻していたが、DRAMにおいてはTSMCなどファウンドリが台頭した。
当初は品質で全く勝ち目がなかったが音響などDRAMの活用領域を見出し、歩留まりが悪くても通用する領域を見出しながら量産技術を強化していった。
転機はホストコンピュータからパーソナルコンピュータへの転換期ではないだろうか
この時に一気に転換が進んだ。ホストコンピュータに固執した日本企業は一気にシェアを失う
ルネサスがSOC、エルピーダがDRAMと日立、三菱電機、NECは終結し、半導体事業の復活を狙った。
しかしながら、主導力なき、再編はうまくいかない。何においても横並びで意思決定ができない。
東芝なNAND FLASHに絞り、いまでも世界で戦っている。
テレビはブラウン管のテレビのころは日本企業のお家芸であった。RCAなどのアメリカ企業を追いやり、日本企業はテレビで世界を席巻した。
しかし、液晶テレビで基盤とパネルでテレビが作れるようになってしまった。
結果おきたことは半導体と同じ。大量に作るファウンドリ、この場合はEMSが登場した。
そこが様々な企業から生産受託をし、フォックスコンテクノロジーグループのような巨大EMSが登場するのである。今後日本の製造業がどうなるのか。。

過去の失敗はマーケティング不在だったことが大きい。PCの普及など市場環境を見誤ってしまったこともマーケティング、市場環境認識をする機能が弱いからだ。だとするとこのような機能を強化しなければならない。

しかしながら、日本の製造業をもっと再編していくことも必要かもしれないと思う。そうしなければ生き残れる業種も残れなくなってしまう懸念がある

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