2022年4月13日水曜日

なぜ、日本企業はグローバル化で躓くのか  ドミニクテュルパン

 世界の先進企業でのリーダーの育成方法。日本企業はグローバル化に躓くことが多い。グローバルでの標準化をすることがどうにも日本企業では難しいのだ。各地域のローカル標準となってしまい、グローバル標準を作ることができないのである。そのため、各地域地域でローカル標準ができてしまう、各地域の業務に対するガバナンスが聞かないのである。日本企業がグローバル化に躓く理由としては、高品質に拘り続けていること、よくいわれる、ガラパゴスになってしまうこと、そして、生態系の構築が肝心、つまりエコシステムを作る必要があるのであるが、ものを中心にしか考えてこなかったこと、それから地球規模の長期戦略が曖昧であり、取り組みが遅れたこと、そして生産現場以外のマネジメントが下手であることだ。これはどれも身に覚えがある話ばかりで、なるほどと納得してしまうものばかり。非常に言い得ているのである。そして、日本企業は人財に投資をしてこなかった。GEはクロトンビルで人財の育成をしてきた。新興国企業ではグローバルレベルの人財を求め、急速に仕組みからキャッチアップしている。中国のシノペック、ブラジル などでは人財に多額の投資をして、人財の育成をしている。これに比較して、日本企業はグローバルな人材育成ができていないのである。日本企業がグローバルで戦うためには、グローバルに戦える人財を如何に育成するかが必要だ。


#なぜ、日本企業はグローバル化で躓くのか

#ドミニクテュルパン

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