2022年4月19日火曜日

読書)時間力養成塾 小宮一慶

 時間管理の極意について書いてある。著者は年間100回近く新幹線、飛行機にのり、講演も多くこなす。多忙を極める著者がどのように時間管理をしているかが書いてある。時間管理は、まずやるべきことを手帳に書いていく、そしてやるべきことを明確に意識して、手帳に記述していく。論文、講演であれば構成を最初に考えておく。細切れの時間でできることは、細切れの時間で整理をし、まとまって執筆ができる時間で書いてしまう。1時間、10枚以上の原稿を書くという。これも何をが決まっているからできることであり、細切れでできることとまとまった時間、原稿記述でないとできないことは分けて、その時間に適したことをすることが大事。さらに、明確なる目標を持つことが大事だ。また、人生で大事なことは、学ことにより、まずものごとの構成を頭のなかにいれること。財務諸表も書ける必要はなく、よめればいい、構成、意味合いを知っていればいい。作れる必要はないのである。財務諸表の構成についての学びは、著者の著書でも簡単に理解することができる。その上で、財務諸表に触れること、と知らないで触れるのでは、ものごとの吸収度合いが異なる。頭のなかに構成を作り、そのうえで、様々なひとにあっていくことが必要なのだ。また、読書にもこつがある。もちろん速読は方法論としてはあるが、速読できる本は限られているという。速読できる本は速読用の本といってもよく、本を読むことにより、ロジック、論理性を強めることも必要。論理性が高い本は速読できない。じっくり読まないと理解できない本をじっくり読まないとその人の論理性は高まらない。そうした読書をする場合は、精読だから、それは時間がかかる。その場合は、何ページから何ページまでを読むことができたのかを記録することなどにより、モチベーションを上げる必要がある。さもなくば、時間がかかっていることに達成感を全く感じられないということもあるからだ。

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