著者の田中氏はルコンドを創業し、代表取締役となっている。著者曰くだが一橋大学時代はダメ大学生、でも海の家のバイトから、パラソルを販売すること、食べ物を販売することでもターゲティングを明確にする、訴求する価値を明確にするなどを明確にすることが大事と学びを得る。大学時代に聞いたマッキンゼーのOBの話から投資銀行とコンサルティング会社を志望、結果マッキンゼーに入るわけだが、彼が大事にしていることはインパクト志向。わたしには志と聞こえる。世の中を大きく変えていきたいというインパクトを与えたいという志を持ち、働いている。そうした彼の働きは、大変参考になるものがある。マッキンゼーでの学びもISSUEをまず設定することが大事ということを語っている。まさしくその通りで、何がISSUEなのかをしっかりと説いていくことが大事。それが設定できたら解決の仮説をたてていく。それに基づいて調査をしていくことが大事。マッキンゼーにはこうしたコンサルタントのみが商品であるため、全従業員がVALUEを意識することが徹底されているし、そうした人財が最大のパフォーマンスを出せるように、ナレッジを顧客との機密保持を侵害しないように、何がプロジェクトを終わった際、学びだったのかなど徹底的に知識、経験、学びが共有できるようにしている。また評価についても非常に興味深い。人の評価にも非常に時間をかけていることがわかる。ISSUEに関する分析についても、素晴らしい視点と洞察をもった分析については表彰をするし、そのひとのプロジェクトでもパフォーマンスなど含め、評価の公平性を重んじている。様々なポイントで評価され、何をすればよりよくなるのかまで明確に記述されているという。それだけ人をしっかり評価したうえでないとUP OR OUTはできないのだろう。
#なぜマッキンゼーのひとは年俸1億円でもやめるのか
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