2018年1月11日木曜日

読書)日本的経営を創る  

BCGで日本法人で最初に採用された三枝さんと東京理科大学教授の伊丹さんとの豪華な顔ぶれ、ともに一ツ橋大学出身ではあるが
ともにスタンフォードに学んだもの同士、しかしながらプロの経営者に転向した三枝さんと学者の伊丹さんとの考え方はコントラストがあって、面白い。お互い本質的に同じことをいっていても、光のあてかたが違う。
 日本的経営を人本主義といい、人を資本とした経営として、欧米と本質的に経営スタイルが違うことを明文化しているが、解雇を前提としない日本的経営では、改革を起こすときに、どのような人材を改革リーダーとしていくべきか、改革に革新的に反抗する人材に対してはどう対処するか、ということも記述されている。極めて実践的だし、欧米スタイルの経営が日本が目指すべきではないといっているあたりも腹落ちがする

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