2011年2月6日日曜日

弱い日本企業のマーケティング

半導体産業の歴史について、本を読んでいたら、サムスンの組織図が出ていた。そこにはサムスン電子のメモリ事業部には13400人いるのだが、戦略マーケティングに800名いるとある。営業は570名、マーケティングは230名の合計 800名である。
230名は市場調査を行うのみではなく、例えば中国に1から2年住み、中国人の嗜好性までも学ぶらしい。サムスンにはDRAMとフラッシュ二種類しかないが、230名のマーケティング部隊は日経企業と比較すると格段に多いと思う。(詳細は知らないが)
マーケティングにはサムスンで最も優秀な人材がくるらしい。ここらへんが日本の企業との発想の違いだ。日本の場合にはモノ作りに最も優秀な人材がいく。この順序の違いが日本と韓国の現在の違いの根幹的な差をもたらしたのかもしれない。

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