2022年3月20日日曜日

経営)EV革新がすさまじい  日本電産、ヤマハ

 日本電産ではEVに徹底してフォーカスした技術革新をしている。

日本電産の成功の秘訣は、軽薄短小、省エネ、M&Aである。軽薄短小はモーターについての開発方針である。ハードディスクではスピンドルモーターが大ヒットした。次にM&Aでは、モーターを軸として、M&Aを行い時間をかっている。企業を見る目利き力がすばらしい。省エネルギーはモーターで実現しようというもの。エネルギーを無駄なく効率よく使おうというものだ。電気自動車のシェア4割を目指し、主要部品、設備の内製化を進めている。生産技術研究所では新プロセス、ロボットなどの研究が進む。高品質なものを低コストでつくり、電気自動車モーターでシェアを圧倒的に獲得しようとしている。21年7月に発表した中期経営計画では、25年には売上4兆円、車載事業は、1兆3000億円の売上を目指す。日本電産のモータが本格的に使用されていくことは間違いないだろう。小型軽量化を進め、スピンドルモーターなどを開発した。モーターと回転部が一体化したものである。さらに、Eアクスルではボッシュ、と真っ向勝負だ。Eアクスルではモーター、インバーター、ギアが一体化したものである。Eアクスルはすでに実用化されており、20万台出荷されている。    

ヤマハも自動車用モーターを開発している。EUは35年までに内燃機関を廃止する。ガソリンは石油からつくられるので持続可能性にも疑問符がついている。EVが本命視されるなか、電力をためるバッテリーとモーターについて、ヤマハは350KWの出力を持つ電動モーターの開発をしている。

トヨタとのタグではVOHC8気筒、の高回転型エンジンを実現している。自動車業界ではエンジンからモーターへの転換が進み、ヤマハも電動モーターの開発に力をいれている。ギア、インバーター、を一体化したコンパクトな機電一体型である。油冷での冷却方式をとっている。小型であるため複数のモーター搭載も可能となる。現在のリーフが160KWだから出力レベルとしては素晴らしいだろう。ヤマハの本当の強みは車両全体の振動、挙動、騒音などの調整や制御技術にある。


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♯EV技術


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