2022年3月13日日曜日

読書)NOKIA復活の軌跡  

 

ケーススタディとして凋落つまびらかにしている本、ノキアのリスト シラスマ会長が書いている本。まさしく改革当事者が書いている。著者は取締役、その後会長、読み応えあり

コロナ禍で、大企業も事業構造を変えている。本書から示唆が多い

業歴150年、その間何度もよみがえっている。

フィンランドの国民性を表す、SISU 強靭さ、日本人と似ている

日本ではさほど有名ではないが、業歴も1865年から製紙会社として出発、67年 ゴム製品メーカー、通信ケーブル会社買収

2000年当時、GDPの4%(フィンランドの)、輸出の2割、利益はフィンランド全企業の5

2007年、シーメンスと合弁会社を組み基地局

2011年まで携帯電話端末10年間世界シェアトップ

2008年当時、絶頂期はインターブランドジャパンの世界的ブランド価値で第五位

世界を代表するグローバル企業であった。

著者はこの絶頂期に取締役となる。2008年、ノキアの取締役となり、初期のスマホ戦争に独自のOSで戦う。その後、マイクロソフトと提携

2012年 時価総額9割ダウン、

NSNノキアシーメンスネットワークの株式、シーメンス分を全部買い取る

その後、ALU アルカテルルーセントの株式を買い取る

 

スマホの業界レイヤーとして、OS、アプリ配信があるが、アップルはすべて全部、アンドロイドは端末は他社、シンビアン(NOKIA)は、OSNOKIA、ただ、アプリケーション数がアップル、422011年時点であったのにたいして、28000円、であり、圧倒的に劣勢。

NOKIAは、2007年にはシェア最高を記録したがその後凋落。そこから凋落する。最初に抽象的な内容が多く、なぜそこで勝てるのかという議論がなかった。どのように達成するのかも議論がなかった。内部では取締役機能不全、経営執行チームのチームオペレーション、外部要因はアップルとグーグルが参入。ソフトとエコシステムの構築ができなかった。

ノキアは、OS、アプリケーション、エコシステムの構築に遅れた。それが痛手となった。

内部要因として、経営執行役が取締役会の議題を作成する。取締役会で経営執行チームが議題を発表するが前例踏襲の慣習がぬぐえなかったのである。著者からみると悪い流れを断ち切り叩き潰すのが会長の責務であるという。そこで著者は取締役会議長となり、悪いニュースを出させるようにする。

シンビアンで競争に敗れた同社は、シェアの凋落からマイクロソフトとの統合を考える。

シンビアンという独自OSではとても勝てない。そこで、独自OSでは勝てないため、アンドロイド陣営に入るか、MSと協業してグーグルとアップルに対抗するかを考えたのである。WINDOWSと活か負けるかで中間はないのである。WINDOWS PHONEのメーカーとして戦うことを決めた。その際、パラノイア、楽観主義のシナリオプラニングをした。パラノイアは最悪、そして楽観ケースを想定し、おこりえる最悪のケースを想定し、対策を練ることでゆるぎない自信を醸成することとした。

 

最悪のシナリオとしてほかの携帯電会社を買収し、(HTC)、マイクロソフトが買収により、スマホの製造事業者となることであった。アクションプランとして情報収集し、HTSと接触を図り状況を複雑にし、マイクロソフトとの訴訟に備えたのである。

そしていろいろと情報をとると、マイクロソフトは携帯電話会社の買収を考えていることが分かった。結局、マイクロソフトへの携帯事業の売却をし、インフラ事業をシーメンスからNSNの完全子会社化をすることで買収、ALU アルカテルルーセントの株式を買い取る。

こうして同社は復活したのである。


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