日本のJOBマーケットは閉鎖的だ。これを開放しないといけない。閉鎖的と思うのは下記がある。1)中途採用がまだ十分ではない 2)海外の人材に対して門戸が限られている
3)若手のときに能力よりも安い給与で働き、年をとったら得をする給与
1)についてかなり改善はされているが日本にはプロの職場市場が少ない
日本のジョブマーケットが閉鎖的な理由は、日本が終身雇用前提でJOBマーケットが作られてきたので、仕組みが全てそれに準じている。たとえば職能給という考え方は海外ではない。全て職務給だ。仕事に相場がついている。だから、海外ではその仕事ができるということに対して給与相場が決まっている。だから海外では転職が簡単にできる。しかしながら、日本はその会社固有の文化のなかで、根回しは職場間の調整などに時間を費やす。こうした能力は図りにくい。したがって相場がつかず、その能力は会社内だけにとどまる。優秀なひとは外に出てこない。
2)海外の人材に門戸が開かれていない
もっと、日本の職場は海外に門戸を開くべきだ。そのためには、海外のどうすればいいか。能力の高い人材に対して労働ビザの門戸をもっと開放すべきだ。さらに企業もこうした人材をもっと採用すべきだ。
3)は特にエンジニアの給与に見られる
日本は38歳くらいまでは圧倒的に能力に対して給与が安い。したがってイノベーションを起こした技術者は会社に貢献しているわりには給与が安い状態で働く。
そして年をとると、一線から離れるため、管理職として貢献度合いよりは給与が高い状態になる。管理職は安全を考えるため、あまりイノベーションをしたくない。リスクを犯さないのでイノベーションが生まれない。
こうした日本が抱えている課題をもっと抜本的に直していかないといけない