2022年3月6日日曜日

読書)成功を決める順序の経営 原田泳幸

 原田泳幸氏がどのようにマクドナルドを再生したか、その経営手腕の根底にある考え方が書いてある。売上、業績が良くなるとクルーの離職率は大幅に下がっていく、完全なる逆相関となる。つまり、業績をあげると、好循環が回る。ものが満ち足りているなか、消費者に対する調査をしても、ヒット商品は生まれない。消費者は、驚きを求めている。クオーターパウンダーなどのヒット商品はそういった経緯から生まれたのだろう。いつしか、マクドナルドの経営も原田氏のもとで、業績が維持できなくなり社長交代となった経緯はあるものの、当時業績不振だったマクドナルドを再生させるために不可欠な人だったのだろうと思う。

また、彼が言っているので大事なのはやるべきことは決まっていて、その順番が大事だということである。戦略実行のシーケンスを考えるということだ。

客単価をあげ、客数を増やすために、QSCの工場で、商品・店舗価値をあげ、低価格の100円MENUを増やして、客数をあげて、そのあと、メガマックなどの高価格商品を導入することで客単価を上げたという手法だ。

この当時の手法は素晴らしいと思った


#成功を決める順序の経営

#原田泳幸

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