2022年3月6日日曜日

読書)エンベデッドファイナンスの衝撃 城田真琴

 金融構想泣き、企業は滅びるとまでいっている。面白い本だった。すべての事業に金融の構想、機能は埋め込まれないといけない。決済、貸付、保険、投資、銀行の5つの機能は様々なものに入ってくる。テスラが自前で保険をやる、運転データがとれればテスラが保険を提供することはある程度自然な流れかもしれない。また、GAFAは次々に様々なサービスを提供している。アップルもアップルカードを提供し、帝国を拡大しようとしてる。すでにアップルは他社のカードと提携し、Apple Payをエンベデットしているのだが、それ以上に金融機能を盛り込もうとしているのである。わたしたちも様々な事業において金融機能を盛り込んだ発想の広がりを持つことが大事だ。エンベデットファイナンスはリカーリングやサブスクリプションモデルや、IOTと非常に相性がいい。データが蓄積されればそれらのデータは金融サービスとの相性は抜群である。たまったデータは与信となるからである。また、取引条件などがとれれば資金需要が明らかにわかる、それにより貸付などの機能を盛り込むことも可能だ。金融機関はIT会社との連携を強め、製造業は金融機能、IT機能を強める。業際を言われるところにこそ、新しい事業チャンスが生まれる。

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