大変面白い本だった。日本人の特性は欧米人とは大きく異なる。ルースベネディクトが書いた本、「菊と刀」という本で述べられているが、欧米人の罪の文化に対して日本人の文化は恥の文化だ。恥をしれ、といわれるように、日本人は恥という概念が最も強い。強い倫理観を持っている。不正を呈した相手に制裁を加えたいと思うことが強い。
子供の褒め方にもこつがある。頭がいいとあまり褒めると、その印象を壊されたくないので、失敗を恐れるようになってしまうのだ。報酬がよいと、いやなことをさせられるという予見から創造力が減退することがある。
また、人をほめるときは、頭の良さではなく、その工夫や努力を誉めることが大事。
また、人にものをたのむときは、あなたでないとという承認欲求、心理的報酬を満たすことが大事。
その日本人の協調性の特殊性は戦争中の特攻隊という現象に現れています。日本人にはセロトニントランスポータの数が少なく、日本人は常に不安を感じている。日本人の持つ脳の特性を理解しておくことで、如何に社会のなかでの協調性、周りを理解しながら幸せになれるのかということを考えながら読み進めた。
また、学習のあとに睡眠をとることには意味がある。それは脳の働きのうえで大事なことなのだ。
#空気を読む脳
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