2022年2月13日日曜日

読書)サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい  三戸政和

 大変面白い本、サラリーマンが300万で会社をバイアウトして、その価値を増加させ、売却益を得ることについて書いてある。サラリーマンは、人生100年時代にいかに生き残るかを考えなければならない。通常、起業すれば、10年後残っているのはわずか5%、

それであれば、10年以上存続している会社を買収し、利益をあげるマネジメントをしてくことにより、年間利益を倍増させれば配当される。年間利益の3倍で買える。

中小企業にはマネジメントが悪く、利益があがっていない会社も多い。管理能力がそれなりにあるサラリーマンが買収をし、マネジメントして企業価値を高めることは確かに有望なるキャリアプランだと思った。黒字経営でも後継者がいなくて困っている会社はたくさんある。会社を買って社長となることにより、後継者がいない会社を助けることができる。事実、中小企業 380万社のうち、約7割の企業で後継者がいない。

1年間で廃業する中小企業の半分は黒字状態で廃業している現状をどうにかしなければならない。サラリーマンから社長として力量を発揮して、役員報酬を得て、最後は会社を売却してキャピタルゲインを得ること、資本家になる道を目指すサラリーマンをもっと作ることは日本の中小企業にとっても希望となるだろう。あかるい資本家をもっと育てる、社会全体で中小企業を活性化することが大事だ。


#サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい

#三戸政和

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