広報部門は、すごく光があたっている部門とはいいがたかった。しかしながら、広報の重要性は増している、昨今は広報とCSRを一緒にしている企業も多い。つまりサステナビリティと密接不可分だ。広報の意味合いは外向けの伝達とうち向けの伝達機能がある。外向けは企業の戦略、実現しようとしている姿、ありたい姿を明確にステークホルダーに理解してもらうこと、そして、それが、企業価値に跳ね返り企業価値を高めることが大事だ。それと同時にインターナルコミュニケーションがある。企業内部に企業が実現しようとしている姿を明確に提示する。これは従業員のエンゲージメントという形で現れる。どちらも企業価値を高めていくためには密接不可分だ。こうした企業をしっかりと構築していくことが必要だ。
この本のなかには事例をもって、こうした活動の大切さを示している。たとえば花王、戦略とサステナビリティをしっかりとリンクさせ、企業活動を通じて社会課題を解決しようとしている。
広報は価値づくりをリードする組織とならなければならない。特に重視されるテーマとしては、ソーシャルバリュー、インターナルブランディング、顧客エンゲージメントだ。これらを実現する価値ある組織と広報がなってくためには、企業の経営者は広報という組織に対しての認識を大きく改めていくべきだろう
#新戦略思考の広報マネジメント
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