TBSのディレクターであった角田氏の書籍。前書きでも述べられているが同士はディレクターとしても多彩の才能を持ち、多くのテレビ番組をプロデュースしている。そんな同士が世界史について語ることに面白さを感じて、読んでみた。大変面白い本であった。いわゆる歴史学者が語ることと違い、歴史の流れ、意味合いをドラマやアイドルに例えて語っていることが興味を引き付けるし、何よりも歴史に興味を持たせる語り口だ。この本の中でも語られているように、まず興味を持ち、そこからウェブなどで興味を持った事項について検索し、調べるきっかけになればいいと語られている。そういった意味合いでは、歴史の面白さを存分に語っている。歴史背景から語れれる宗教の歴史、それに基づく考え方の違いは、グローバル社会のなかで様々なバックグラウンドを持った人々と話しをしていく上では必要不可欠な知識と見識であると考える。歴史というのは知っているということより、それを理解することで、現在を生きていくための見識を高めるという意味で大変重要なことだ。さらに著者も語っているようにそこからどのような歴史をつくっていくかがさらに重要なことだ。なぜならば、著者も語っているように、我々そのものも世界史の一部だからである。我々の人生も世界史の一部となっていくからだ。
#最速に身につく世界史
#角田陽一郎
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