タイトルがセンセーショナルなので読んでみました。大変面白い本でした。リーダーは何もしないってことは、何もしないわけではなくて、細かい管理をするのではなく、VISIONを示すことで、あとは部下がワクワクする目標設定をして、組織を運営していくことが大事という意味あいです。なかにでてくる全日空の大橋さんなどの話など、VISIONを如何に組織に浸透させるかということについて苦心されてきた方々のお話は大変参考になりました。
トップは過去、失敗をたくさんしている。それに対して教訓をしっかりと作っていることが大事だと思った。失敗を忘れないこと、が大事である。
大きな挑戦を伴えば、みんなから好かれることも難しい。権益をもっているひとを敵に回すことも多い。新しいチャレンジをするためには、軋轢が伴う。それでも覚悟をもって進められるかが大事だ。ビジョンなきリーダーは覚悟をもたなければならない。
また社会的価値の実現といったビジョンを掲げることはリーダーにとって大事な資質である。
フェリシモは社会的価値の実現に向け事業を通じた社会価値の実現を目指している。こうした事例も述べられている。
創造的資本主義、ビルゲイツが言った言葉、貧しいひとたちにマーケットメカニズムを使い、その格差を埋めていくべきである。自社の利益を追い続けていくだけの経営ではうまくいかない。ビジネスそのものを通じて、社会価値を実現しなければならない。これらを別々のものと考えてはいけないのである。
#リーダーは何もしない
♯藤沢久美
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