プロフェッショナルリーダーについて、どのような条件を持つべきか、日々どのように鍛錬していくべきかを述べている。日々の生活のなかでどのようなインプットをするかが大事。出会い、読む本、なども良いインプットの一部、また即断即決をし、どうしてそのような意思決定をしたのかを明確にすることが大事。リーダーシップと学び続ける力が大事だ。
覚悟、根性、志がなければならない。高い志があるひとのもとに色々なチャンスが集まってくる。経営者は自らはらをくくり、成功させることに対して熱い熱意をもって実施することが必要。個人の顔が見える経営をすることが大事。ゆびとま、 が大事なのだ。つまりこの指とまれだ。どのように未来に向かうのか、ビジョンを語り、そしてそれについてくる人がいることが大事。ユニクロの柳井さんやソフトバンクの孫正義さんなどはこうした素養を備えている。ワンマンだけなのではなく、独断だけではなく、みんなの意見を聞いたうえ、社長が決定することが大事。変換期は大きなチャンスなのである。時節を読むことが大事。また時節を逆らわないことが大事。流れに任せることも大事なのだ。時代の流れを読むことが大事なのである。自分を磨きながら、世の中の流れにまかせ、時代をよんでいると必ず、チャンスはくるという。
また、競争戦略についてはランカスターの法則について述べられている。ポーターやバーニーなど競争戦略を導き出すためのポジショニング、リソースベースなどの様々な考え方はあるが筆者はランカスター戦略が一番だという。現実の競争戦略ではポジショニングのような単純なものではなく、差別化だけでもだめだし、価格も大事だし、複合的だという。そうしたなか、ランカスターはより、現実的な戦略を導き出してくれるという。40%以上のシェアを目指し、リソースを集中するなど、筆者にとってより腹落ちがする現実的な戦略を導きだしてくれるようである。孫正義氏や千本氏もランカスター戦略を実践しているという。
また、キャリアパスについては、35歳を超えてからが経営層のキャリアは開かれるという。
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